ピケイピークトレッキング7日間
概要
ピケイピークトレッキング7日間は、エベレスト地域に新しく開かれた注目のトレッキングルートです。エベレストとクンブ山麓の壮大な景観を間近に眺め、雄大なヒマラヤの魅力を存分に堪能できます。山々の間から昇る日の出や沈む夕日はまさに幻想的で、一生忘れられない体験となるでしょう。
また、この地域では、独特の地形と豊かな自然、そしてシェルパ族の温かいもてなしと文化に触れることができます。まだ観光客が少ないルートのため、静かで人里離れた雰囲気の中で、落ち着いたトレッキングを楽しめます。
エベレスト地域の雄大な眺めを満喫しつつ、体力的な負担を抑え、短期間で完結する旅を希望する方には、パイキーピーク・トレッキングが最適です。道路でのアクセスが容易なため、費用も比較的抑えられ、手頃にヒマラヤ体験を味わうことができます。出発地点はダップ、終点はファプルです。カトマンズからジープで約8時間の道のりを経てダップへ向かい、そこで1泊します。翌日からトレッキングが始まり、ジャプレやピケイピーク・ベースキャンプを経由して山頂を目指します。その後、ジャスマネ・バンジャンやジュンベシを通り、最終目的地のファプルに到着。ファプルで一泊した翌日、ジープでカトマンズへ戻ります。
短期間でヒマラヤの絶景と地元の人々の暮らしを体験したい方に、ピケイピークトレッキングは理想的な選択肢です。
ピケイピーク・トレッキングのハイライト
• エベレスト、ローツェ、マカルーなど雪に覆われた山々の雄大な景観
• 展望台から眺める感動的な日の出と日の入り
• パイキーピーク山頂への爽快なハイキング体験
• 美しいシェルパ族の村々を訪れ、伝統文化や日常生活を体感
• 静かで人の少ないトレイルでの穏やかなトレッキング
ピケイピーク・トレッキング – 体力要件
ピケイピークトレッキングに挑戦するには、ガイドブックと装備を準備するだけでは十分ではありません。標高差が大きく、山腹には簡単な迂回路がないため、一定の体力と精神的な準備が必要です。山頂を目指す方は、ヒマラヤの自然がもたらす試練に立ち向かうための時間とエネルギーをしっかり確保しましょう。
トレッキングの数週間前から、ジョギング、ランニング、水泳、脚力トレーニングなどを行うことで、持久力と体力を高めることができます。これらの運動は、長時間の登り下りや高地での歩行に大いに役立ちます。出発前には、パイキーピーク・トレッキングマップを確認し、現地情報や体験談が掲載されたブログを参考にすることもおすすめです。
ピケイピークトレッキングのベストシーズン
パイキーピークへのトレッキングは一年を通して可能ですが、最も適した時期は10月~12月および3月~6月です。この時期は天候が安定し、澄み渡る青空とヒマラヤの山々の壮麗な景観を存分に楽しめます。特に秋(10~12月)は空気が澄み、遠くの山々までくっきりと見渡せるため、多くのトレッカーに人気のシーズンです。
旅程
ピケイピーク・トレッキング 7日間の旅程
1日目:カトマンズ到着(1,350m)
カトマンズのトリブバン国際空港に到着後、ネパール観光トレッキングの担当スタッフがお出迎えし、専用車でホテルへご案内します。ホテル到着後、旅程のご説明をいたします。
その後はホテルでゆっくりお休みいただくか、カトマンズの観光エリア「タメル地区」でショッピングや散策をお楽しみください。
宿泊:カトマンズのホテル
2日目:カトマンズ → ダップ・バザール(2,850m)[車移動:約240km/約8時間]
朝食後、ジープでカトマンズを出発し、スンコシ川沿いを走りながら丘陵地帯や村々を抜けていきます。途中、棚田や渓谷、森など、変化に富んだネパールの田園風景が広がります。
夕方、ダップ・バザールに到着。地元の市場を散策しながら、のんびりとした山村の雰囲気をお楽しみください。
宿泊:マウンテンロッジ
3日目:ダップ・バザール → ジャプレ(2,815m)[徒歩:約14km/4〜5時間]
この日からトレッキングが始まります。シガネ付近では、ヌンブール・ヒマール山脈の壮麗な眺望が広がります。シガネを過ぎると、しばらくは工事中の道を歩きますが、やがて最初の宿泊地ジャプレ村(2,920m)に到着します。
ジャプレは谷の上に位置し、エベレストやヌンブール・ヒマールを望む絶景ポイントです。小さな仏教寺院や仏塔があり、穏やかな村の雰囲気に包まれています。
宿泊:マウンテンロッジ
4日目:ジャプレ → ピケイ・ベースキャンプ(3,640m)[徒歩:約13.7km/5〜6時間]
朝食後、ジャプレを出発し、草原と尾根道を歩きながらブルブレへ向かいます。ここからもエベレスト山脈の美しい景色が望めます。分岐点を右に進み、ピケイピーク方面へ。古いヤク小屋や長いマニ石垣を通過し、タクルンダンダの丘陵地を進みます。
春の季節には、道沿いに咲く満開のシャクナゲがトレイルを彩ります。森を抜けると、ピケイ・ベースキャンプまでは約2時間です。
宿泊:マウンテンロッジ
5日目:ピケイ・ベースキャンプ → ピケイピーク(4,065m) → ジュンベシ(2,680m)[徒歩:約11km/5〜6時間]
早朝、パイキーピーク展望台へ向けて登ります。山頂からは、エベレスト(8,848m)、マカルー、カンチェンジュンガ、マナスル、ダウラギリなど、ヒマラヤの名峰を一望。日の出とともに黄金色に染まる山々は、まさに圧巻の美しさです。
絶景を満喫した後、ジャセ・バンジャンを経て森の中のトレイルを下り、昼食をタクトール村でとります。午後は未舗装の道を進み、仏塔が並ぶジュンベシの美しい村に到着します。ここではシェルパ族、マガール族、タマン族の文化に触れることができます。
宿泊:マウンテンロッジ
6日目:ジュンベシ → ファプル(2,380m)[徒歩:約13.3km/5〜6時間]
ジュンベシ・コラ沿いを下り、鉄の吊り橋を渡ってベニ・ガートへ。途中、緑豊かな丘陵と渓流が続きます。ファプルに到着後は、伝統的なシェルパ文化の舞踊や音楽イベントを楽しみながら、地元料理と飲み物をご堪能ください。
宿泊:マウンテンロッジ
7日目:ファプル → カトマンズ[車移動:約280km/約9〜10時間]
朝食後、ジープでカトマンズへ戻ります。道中、山や渓谷の風景を眺めながらのロングドライブです。カトマンズ到着後はホテルへチェックイン。夜は本格的なネパール料理の送別ディナーをお楽しみください。
宿泊:カトマンズのホテル
料金に含まれるもの / 含まれないもの
【料金に含まれるもの】
• 空港~ホテル間の送迎
• カトマンズ市内スタンダードホテル2泊(朝食付き)
• トレッキング許可証および必要書類一式
• 交通手段:
- カトマンズからダップまで
- ファプルからカトマンズへの帰路
※いずれも4WDジープを他の参加者とシェアしてご利用いただきます。
• 経験豊富でフレンドリーな英語対応トレッキングガイド
• ポーター(荷物運搬担当):2名につき1名
※ソロトレッキングの場合はポーターは付きません。
• トレッキング中の食事:1日3食(朝食・昼食・夕食)
• トレッキング中の宿泊:ロッジ6泊
• トレッキング用品(寝袋・ダウンジャケット)
※トレッキング終了後にご返却いただきます。
• エベレスト地域トレッキングマップ、ウォーキングポール(ご希望時)
• 会社オリジナルTシャツ、ダッフルバッグ(ご希望時)
• すべての政府税およびサービス料
• 送別夕食会
料金に含まれないもの】
• 国際線航空券およびネパール入国ビザ代
• 旅行保険および緊急救助・避難費用
• バーでの飲み物(ビール、コーラ、ホットチョコレートなど)
• Wi-Fi利用料
• 温水シャワー利用料
• 電子機器(携帯電話・カメラなど)の充電費用
• 悪天候、病気、政府方針の変更、ストライキ、体調不良など、当社管理外の事情による追加費用
• ガイドおよびポーターへのチップ
よくある質問
ピケイピークトレッキング7日間の距離
ピケイピーク・トレッキングの総歩行距離は約 57〜59km です。
また、車での移動距離は合計 約523km(カトマンズ〜ダップ間248km、ファプル〜カトマンズ間275km)となります。
ドライブ時間は片道およそ 8〜9時間 です。なお、トレッキングの距離や日数は選択するルートによって多少異なります。
当社では、クンブ地方南部の主要な見どころをすべて含む 7日間の旅程 をご用意しています。
トレッキング中は、1日あたり およそ5〜6時間 の歩行が目安です。ただし、天候やトレイルの状況、体力、経験、歩くペースによって所要時間は前後します。
どんな山の景色が期待できますか?
ピケイピークトレッキング7日間では、ヒマラヤの雄大な山々を一望できる壮観な景色が広がります。
早朝、ベースキャンプからピケピーク山頂を目指す際には、朝日が山々を黄金色に照らし出す幻想的な光景をお楽しみいただけます。
見渡す限りの雪峰には、
エベレスト、ローツェ、マカルー、ダウラギリ、マナスル、カンチェンジュンガ、アンナプルナ、チョー・オユー
といった、世界に名だたる名峰が連なります。
さらに、
プモリ、アマ・ダブラム、タムセルク、ヌンブール・ヒマール、ガウリシャンカール、ヌプツェ、ローツェ・サール、チョラツェ、カンテガ、メラ、バルンツェ、カタン、ランタン、ドルジェ・ラクパ
など、ヒマラヤを象徴する数々の美しい峰々を間近に望むことができます。
このトレッキングでは、壮大な自然とともに、心を満たす感動的な絶景体験をお楽しみください。
宿泊施設
ピケイピークトレッキング7日間中は、地元の人々が運営する ティーハウス(山小屋)やロッジ に宿泊します。
ほとんどのティーハウスでは、清潔で快適な客室が整えられており、2〜3台のベッド、枕、暖かい毛布が備え付けられています。
オーナーやスタッフはとても親切で、温かいおもてなしに触れることで心も癒やされるでしょう。
また、他のトレッカーとの交流を楽しむこともでき、旅の思い出をさらに豊かなものにしてくれます。
バスルームは基本的に共用で、追加料金にて温水シャワー もご利用可能です。
ピケイピークトレッキング7日間ルートでの食事
トレイル沿いのティーハウスでは、地元の人気料理や多彩なメニューをお楽しみいただけます。
最も定番で人気が高いのは、ネパールの伝統料理 ダルバート(ご飯、レンズ豆スープ、野菜、ピクルス)です。
温かく栄養満点で、多くのトレッカーに愛されています。
そのほかにも、
ロティ(平たいパン)、トゥクパ(チベット風麺料理)、チャーハン、パン、パスタ、チャウメン、卵料理 など、バラエティ豊かな料理が揃っています。
当パッケージでは、トレッキング期間中の 3食(朝食・昼食・夕食) が含まれています。
朝食と夕食は宿泊先のティーハウスやロッジで、昼食はトレイル沿いのティーハウスにてお召し上がりいただきます。
どの食事もボリュームたっぷりで栄養バランスが良く、トレッキング中のエネルギーをしっかりサポートします。
トレッキング用具
ピケイピークトレッキング7日間 必要装備リスト
トレッキング中の快適さと安全を保つために、適切な装備を準備することが大切です。
また、不要な荷物を減らすことで、より快適で負担の少ない旅を楽しむことができます。
シェルパチームが用意する装備(ツアー終了後に返却)
• 寝袋
• ダウンジャケット
• ダッフルバッグ(荷物運搬用)
※ご自身のものをお持ちいただくことも可能です。
衣類・防寒具
• フリースジャケットまたはプルオーバー
• 防水ウィンドブレーカーまたはウィンドチーター
• 保温性のあるアンダーウェア(上下)
• フリースまたはウールのパンツ
• トレッキングパンツ(2本程度)
• サンハットまたはスカーフ
• ミトンまたはウールの手袋
• ハイキングソックス(数足)
• 吸湿発散性のあるシャツ(Tシャツを含む)
• 夜間のリラックス用サンダルまたはビーチサンダル
• 下着(数日分)
• 水着(温泉や川での利用に)
トレッキング用品
• トレッキングシューズまたはブーツ(履き慣れたもの/予備の靴紐付き)
• トレッキングポール(ご希望の方)
• 40リットル以上のハイキング用バックパック
• バックパック用の小型ロック(鍵)
• 再利用可能なウォーターボトル(合計2リットル以上)
• 浄水タブレットまたは浄水器
• ヘッドランプまたは懐中電灯(予備電池も)
• ウォッシュタオル
衛生用品・救急用品
• 基本的な救急セット(絆創膏、消毒薬、常備薬など)
• ティッシュ・トイレットペーパー
• 保湿クリーム、リップクリーム、日焼け止め
• 生理用品
• ハンドサニタイザー
• 爪切り・小型鏡
• 歯ブラシ・歯磨き粉
• メガネ・コンタクトレンズ(予備も)
ワンポイントアドバイス:
・パッキングの際は、防水バッグや圧縮袋を使うと便利です。
・高山では天候が変わりやすいため、防水・防寒対策を忘れずに。
·荷物の総重量は10~12kg以内に抑えると快適に歩けます。
アドバイス
*トレッキングに行く前にカトマンズに到着されたら日本円またはUSドルよりもネパールルピーを所持されることをお勧めいたします。カトマンズ市内では比較的良いレートで両替が可能です。
*カトマンズからポカラのフライトなら右側、カトマンズからルクラなら左側の窓際席を選ぶと良いでしょう。そうすれば窓からヒマラヤの美しい姿を見ることができます。
*高山病対策としてダイアモックス錠を常備されることをお勧めいたします。当社のツアーに参加される方には無料でお分けします。また、浄水錠剤が必要な方は、カトマンズ市内で購入することができます。
*トレッキング中は十分な水分補給を心がけてください。暖かい飲み物も効果的です。
*トレッキング中の飲酒および喫煙はご遠慮ください。標高2,500m以上の場所では特に危険です。
*高地での肉食は決しておすすめできません。高地では鮮度の悪い肉も多いため胃腸に大変負担がかかり、目的地までたどり着けなくなる可能性がございます。
*トレッキング道具はカトマンズでも安く買うことができます。スティックや寝袋はレンタル用具もございますが、数に限りがありますので事前にご相談ください。
*トレイルでは動物にご注意ください。登山道で荷物を背負ったヤクやロバとすれ違う場合は登山者は山側で待機してください。決して谷側で待機しないでください。荷物に押されて谷に転落する危険があります。
*山ではゴミを捨てず、ゴミ箱に入れましょう。
*トレッキング中はガイドの指示に従ってください。
*トレッキング中に下痢や嘔吐、発熱、疲労・倦怠感、めまいなどの症状が出ましたら速やかにガイドにお知らせください。ガイドまたはクルーがいつでも応急処置いたします。
*日本を出国する前に旅行保険には必ず加入してきてください。高山病、怪我または病気になった場合はヘリコプターによる救助が行われますが、救急搬送は高額な費用がかかります。




